看護師のキャリアアップに適した総合病院

総合病院の特徴は様々ですが、その中で最も特徴的な部分は、やはり診療科目の充実と入院病床数の多さでしょう。
一般的に言う総合病院とは、内科や外科、産婦人科をはじめとした最低でも5つの診療科目がある病院のことです。
そのため、1つの科に絞らず幅広い分野の看護スキルを養いたい、または総合的な看護知識を身に付けたい看護師に適しています。様々な病状の患者が入院していることから、他の病院に比べると、多くの疾患に触れることができます。

総合病院には様々な研究施設や最新の検査施設、看護の充実を図るに欠かせない図書施設などが設備されていて、常に学びやすい体制がしっかりと整っています。
最先端の医療を学べる機会も多くあり、勉強会や看護研究にも力を注げる環境があります。自分のやる気次第で、スキルアップしていくことも可能です。

さらに、総合病院は、別名、地域医療支援病院とも呼ばれ、地域に根差した医療を行っています。
高齢化や医者や看護師の不足が問題となっている現在では、地域医療はとても注目されている分野です。
また、将来拡大が予想される医療分野でもあります。地域医療連携システムや地域包括ケアを学ぶことは、これからの看護師としてのキャリアアップにもつながるでしょう。

看護師の待遇が良いのも、総合病院の特徴です。他の医療機関よりも福利厚生がしっかりとしていたり、給与も高い傾向にあります。
働く人数も多いためシフトの融通が利きやすく、残業も少ないことが多いです。

このように、総合病院は他の医療機関とは異なる様々な特徴を持っているため、スキルアップに意欲的な看護師に向いているでしょう。